会社を経営されている方や、個人事業主の方は「赤字なのになんでこんなに消費税が高いの?」や
「大して利益が出ていないのに・・・この金額、、払うの??」なんて経験をされた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、ご商売をされている方以外でも普段のお買い物の際に「消費税無ければ。。さらに10%にもなるんでしょ?」なんて感じることがありますよね。
そんな消費税の仕組みを、複数回に分けて分かりやすくご紹介していきます。
この記事の目次
そもそも消費税って?
消費税は、特定の物品やサービスに課税する個別消費税とは異なり、消費に広く公平に負担を求める間接税です。
消費税の課税対象は、国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡、貸付け及び役務の提供と外国貨物の引取りです。
国税庁のホームページにはこんな事が書いてあります。
何だか小難しい事が書いてありますが、ポイントとしては「消費に広く公平に負担を求める」というところかと思います。
つまり消費という行動(物を買ったり、サービスの提供を受けたり、貸してもらったりなんかも)があったら消費税を負担してね、ということになります。
一般の消費者は消費税を納めていない?
おいおい、なに言うてんねん、わしゃ毎回コンビニで消費税払っとるわい
なんて言われそうですが、国税庁には
国内取引の納税義務者は個人事業者と法人です。
また、輸入取引の場合の納税義務者は保税地域から外国貨物を引き取る者となります。
とあります。
また
この消費税は、生産及び流通のそれぞれの段階で、商品や製品などが販売される都度その販売価格に上乗せされてかかりますが、最終的に税を負担するのは消費者となります。
ここでのポイントは
「納税義務者は個人事業者と法人です。」と
「最終的に税を負担するのは消費者となります。」
になります。
消費税の最終的な負担者は消費者なのですが、実際に消費税を国に納付しているのは
個人事業者や法人なのです。
負担しているのに、納税していない・・・
何だか、ややこしいですね。
別の機会に説明できればと思いますが、これが消費税が間接税と言われる所以でもあります。
消費税はどうやって計算されるの?
じゃあ、負担した消費税はどこに行っちまうんだい?と言う話になりますが
コンビニを例にして、店長さん(国に納税する人)目線で進めていきます。
コンビニでジュースやお菓子を買う私達(消費者・負担者)とコンビニの店長さん(納税義務者)がいるとします。
私達はコンビニで、1,080円の買い物をします。
このうちは80円部分は消費税であり、店長さんに預けたことになります。(コンビニでは預かった消費税80円)
一方、店長さんはジュースやお菓子を売るために、当然仕入をすることになります。
その仕入の金額を問屋さんに756円支払ったとします。
このうち56円部分は消費税であり、問屋へ預けた・支払ったことになります。(コンビニでは支払った消費税56円)
そして店長さんは決算の時期になると
上記の預かった消費税80円から、支払った消費税56円を引いた24円を国に納付することになります。
80円−56円=24円(国に納付する!)
以上が、原則的な消費税の計算方法になります。
この、原則的というのが、また何かを含んでいる気もしますが・・・・
続く
ご覧いただきありがとうございました。